この記事では、
- スモークハラスメントとは何か?
- 喫煙者の現在の立場はどのようなものだろうか
といった内容を書いています。
スモークハラスメントとは
スモークハラスメント(スモハラ)とは、「タバコが原因で起こる嫌なこと」の総称です。
主に、喫煙者が加害者になり、非喫煙者が被害者になるとされています。
例として、受動喫煙をして嫌な思いをしたり、服にタバコのにおいがついて嫌な思いをした場合がスモハラに該当します。
喫煙者の立場
「タバコに関する嫌なこと」と聞くと、非喫煙者の立場を真っ先に考えてしまいますが、喫煙者の環境は現在、どのようなものになっているのでしょうか。
- 飲食店では分煙が行われている(全面禁煙の飲食店も)
- 喫煙をしているという理由で不採用の企業や大学がある
- 歩きタバコはNGであり、喫煙スペースが用意されている
- 企業の中には、段階的に禁煙を実施しているところがある
などなど、喫煙者の立場は日に日に弱くなっていると感じます。
飛行機や電車、映画館の中でも喫煙がOKで、CMでもバンバン宣伝していた昔に比べて、今の喫煙者の方々は非常に肩身の狭い思いをしていると思います。
「昔はあんなに宣伝もして、吸ってもいいような雰囲気だったのに、なんで今になって肩身の狭い思いをしなくちゃならないんだ!」と思っている人もいることでしょう。
しかし、私自身全くタバコを吸わないので、そのような気持ちが一切わかりません!笑
ただ、わからないからといってそこで終わるのは違うと思い、現代において、「昔のタバコの状況」に似たものがないか考えてみました。
そしたらひとつ思い浮かびました。「スマホ」じゃん!
スマートフォン
スマホって考えてみたらタバコに通ずるとこあるよねって思いました。
共通点
- 使用者に害を及ぼす恐れ
- 重度の依存性
- CMなどでの宣伝量
まず、使用者への害に関してです。タバコを吸っている人の生活習慣病のリスクは皆さんご存知かと思いますが、スマホ使用者にも様々な体への影響が考えられます。「スマホネック」とも呼ばれていますが、このストレートネックによってめまいや頭痛が起こることもあります。また、寝る前のスマホの使用によって、睡眠不足を引き起こす可能性があります。スマホもタバコも使用者の体に何らかの影響があることは確かです。
次に、重度の依存性です。ここが、一番共感できる部分だと思います。ついついタバコを吸ってしまう、ついついスマホを見てしまう、どちらも依存性が高く、無いと不安になってしまいます。最近でも、歩きながらスマホをいじっている人をよく見かけます。それが昔はタバコだったのではないでしょうか。
最後に、CMでの宣伝に関してです。スマートフォンに限らず、各携帯会社のCMが今すごく流れていますよね。昔はタバコをCMで宣伝していたのでこの点も共通すると思いました。
違っている点
スマホには、タバコの副流煙のように周囲の人間に直接、害を与えるような点はありません。ここがスマホとタバコの違う点だと思います。
ただ、もし今後、スマホから発される電波が人間の心臓に悪いということがわかったりなんかしたら・・・
将来、タバコのように、スマホ使う場所を制限されたり、スマホを使っているだけで就きたい職業に就けないこともあるかもしれません。
まぁ、ないとおもいますけど。(スマホの便利性を考えると)
喫煙者の気持ちを考える
結局何が言いたいかというと、「今の喫煙者の気持ちがわからない人は、タバコをスマホと置き換えて考えてみましょう」ということです。
徐々に、スマホを制限されたりしたら、なんか違和感ありますよね。喫煙者もそんな気持ちだと考えてはどうでしょう。
そうして考えてみると、スモハラの一番の被害者は喫煙をしている本人なのかもしれません。
昔はどこでも吸ってOKだったのが、今は吸う場所を制限され、ハラスメントの一種にまでなってしまった。
大事なことは、喫煙者のこのような状況を考えたうえで、話し合いを行うことです。
一方的に突き放すだけでは、問題は解決しません。相手の気持ちを考えた上で、改善策を提案していくことが、喫煙者と非喫煙者どちらにとっても今後重要になってくると思います。
以上、今回はスモークハラスメントを喫煙者の立場から考えてみました。
ありがとうございました。