マリッジハラスメントとラブハラスメントについて|問題点などを解説

ハラスメント

この記事では、恋愛と結婚に関するハラスメントを2つ紹介します。

その名も「マリッジハラスメント」と「ラブハラスメント」です。

マリハラ、ラブハラとは

マリッジハラスメント(マリハラ)とは、「未婚者が第三者から結婚に関するプレッシャーをかけられて、嫌な思いをすること」をいいます。(マリッジは日本語で結婚の意味)

友人や親から「まだ結婚しないの?」と言われて、本人が嫌な思いをした場合などがマリハラにあたります。

 

ラブハラスメント(ラブハラ)とは、「恋愛に関する話題で嫌な思いをすること」をいいます。

友人から「彼氏、彼女いないの?」と言われて、本人が嫌な思いをした場合などがラブハラにあたります。

マリハラが結婚に限定したハラスメントなのに対して、ラブハラは恋愛全般にかかるハラスメントという点で少し異なります。

ただ、どちらも嫌なことという点は変わりないので、なんとなく見分けるぐらいでいいと思います。

問題点

マリハラ・ラブハラに共通する問題点は、結婚や恋愛に関する価値観を相手に押し付けてしまっていることです。

今の時代、恋愛・結婚をするかしないかは個人の自由です。

働き方の価値観がそれぞれ違うように、恋愛や結婚に関する価値観もまた、人それぞれ違ってきます。

その異なる価値観を押し付けることにより、問題が発生します。

例えば、20代で結婚するのが理想だと考えているAさんと、30代で結婚するのが理想だと考えているBさんが話していると仮定します。AさんがBさんに対して、「30代で結婚とかありえんわ!間違ってる!Bは頭おかしいな」と言いました。

上記の例は、まさに自分の価値観でしか物事を計れておらず、相手に自分の価値観を押し付けています。「30代で結婚とかありえんわ!」までなら自分の考えの中にとどまりますが、「間違ってる!Bは頭おかしい」とまで言っているので完全に価値観を押し付けているといえます。

マリハラ、ラブハラの対処法

マリハラ、ラブハラの問題点は、価値観を相手に押し付けることだとしましたが、実際に対処するにはどうしたらいいのでしょうか。

答えはひとつです。

話を聞き流すことです。

恋愛・結婚の価値観を押し付ける人に対しては、話を聞き流すことが一番効果的です。重く受け止めてしまったり、言い合いになってしまうとストレスがさらに膨らんでしまいます。

「その考えは間違ってる!」と価値観を押し付けてきたとしても、「はいはい、そうですね」ぐらいに軽く聞き流せばよいのです。

この人は自分の価値観を人に押し付ける人なんだな~と思いながら聞くと割と楽になりますよ。

日本人の価値観

日本では恋愛・結婚に関する価値観の押し付けだけではなく、様々な事柄について価値観の押し付けが横行しています。

SNSなどを見ていると価値観の押し付け合いがどこかしらで繰り広げられています。おもしろいですよね。

でもこれも日本の教育の在り方と島国という特徴を考えれば仕方のないことだと思います。

日本の、「同調しておけばよし!」という環境で教わると、あたかも自分が思っていることがすべてであり、自分と違う考えを認めることができない人間ができあがりやすくなります。

また、今でこそインターネットが普及して価値観が広がりましたが、以前は凝り固まった価値観が蔓延していたと思われます。インターネットで世界中の人の意見を閲覧出来るようになり、「こんな考えの人もいるのか!」とびっくりしている最中なのではないでしょうか?笑

よって、日本において自分の価値観を押し付けることが正義だと思う人が多くても不思議ではないのです。

まとめ

今回は、マリハラ・ラブハラの定義から問題点、対処法を解説しました。

この2つのハラスメントは言葉こそ違いますが、問題点や対処法は共通しています。

自分が加害者とならないためにも、価値観を押し付けないことが大切だと思います。

たとえ価値観を押し付けられたとしても聞き流してストレスフリーに生きていきましょう。

以上、ありがとうございました。